ISO14001とは

1992年ブラジル・リオで180カ国以上の国家代表が参加して開催された通称地球サミット(地球環境会議)において地球環境問題が議論され、人類の子孫に豊かで明るい地球環境を伝承する願いを込めて行動計画「アジェンダ21」が採択されました。
 この地球万民の願いが集約されたアジェンダ21を的確にフォローする目的で1996年9月に制定されたのが、国際標準化機構(ISO)が定めるISO14000s(シリーズ)『環境マネジメントシステム規格』です。ISO14000sのうちの中核となるISO14001は、環境マネジメントシステム(EMS)をどのように構築すればよいかを定めた仕様書です。ISO14001の序文には、この規格は世界中全ての地域のあらゆる種類と規模の組織に適用できるとあります。したがって、環境マネジメントシステムを構築し、維持しようとする組織は、ISO14001の規格要求事項に従えば良いということになります。

環境マネジメントシステム(EMS)の構築

以下に、このシステムの概要を示します。組織が自ら環境方針および目的を定め、その実現のための計画(Plan)を立て、それを実施及び運用(Do)し、その結果を点検及び是正(Check)し、さらに次のステップを目指した見直し(Act)を行うというPDCAサイクルを確立します。それによって、環境マネジメントシステムを継続的に向上させ、環境に与える有害な負荷を減少させることをねらいとしています。ISO14001に法的拘束力は無く、環境活動に関する具体的な数値等を求めている訳ではありません。各組織が自ら定めた環境方針を経済的、技術的に可能な範囲内で達成することによって、各々に独自の方法で環境負荷の低減に自主的に取り組む事を求めています。

ISO14001の取得

組織はこのISO14001の要求事項に則り独自のEMSを構築し、必要であれば第三者(審査登録機関)による審査をうけることができます。審査により認証されれば、ISO14001の取得ということになります。ISO14001は、構築されたEMSがPDCAサイクルになっており、企業活動、製品、サービスの環境負荷低減を継続的に改善するようなシステムであることを要求しているため、EMSは経営管理システムの一つと考えるべきです。したがって、EMSの導入に当たっては経営層の考え方、方針が重要です。

ISO14001認証取得による主なメリット

  • 企業イメージの向上 → 地球環境に配慮した企業である一つの証左 
  • 効率的な省資源、省エネルギー → コストの削減
  • 環境問題への迅速な対応、環境リスクの事前回避
  • 市場におけるライバル企業との競争に対応 → 市場シェアの拡大
  • 地域住民、地域社会との良好な関係維持
  • グリーン購入、グリーン調達の意識向上
  • 許認可手続き等での優遇処置
  • 妥当なコストでの保険取得